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2026-07-15 · 約6分 · Leconee 開発者

MOSHとLeconeeはどう違うか、作っている本人が比較する

個人向けサービス販売のMOSHと教室運営特化のLeconee。手数料を単価別に計算すると、実は単価3,300円以下ではLeconee Freeのほうが安くなります。2026年7月時点の公表値で、MOSHが有利なケースも含めて正直に比較します。

この記事は Leconee の開発者が書いています。MOSH は個人がサービスを売る仕組みとして本当によくできていて、比較対象のなかで思想がいちばん近い存在です。だからこそ雑な比較はせず、公表されている数字(2026年7月時点)で計算過程ごと見せます。

先に全体の結論です。オンライン決済の手数料は、ほとんどの単価帯で MOSH のほうが安い。Leconee が安くなるのは単価3,300円以下のときだけです(後述の計算参照)。それでも Leconee を選ぶ理由があるとすれば、それは手数料ではなく「対面教室の運営機能」です。この構図を、数字と機能の両面から説明します。

共通点:月額0円から始められて、現地払いが無料

MOSH も Leconee も、初期費用なし・月額0円から使い始められます。そして意外に知られていませんが、対面での現地決済はどちらも手数料がかかりません。「オンライン決済したぶんだけ手数料を払う」という基本構造は同じです。予約ページを作って、リンクを共有して、予約と決済を受ける。この基本の流れもほぼ同じです。

手数料を単価別に計算する(ここが本題)

MOSH のカード決済手数料は6.5%+99円/件(2026年1月の改定後。銀行振込決済なら3.0%+99円)。Leconee Free は実効9.46%(プラットフォーム手数料5%+消費税と、Stripe 3.6%+消費税の合計)で、固定の円建て手数料はありません。

「6.5% vs 9.46% だから MOSH の勝ち」と言いたくなりますが、99円/件の固定費があるので、単価が下がるほど MOSH の実効率は上がります。両者が並ぶ単価は 99円÷(9.46%−6.5%)≒3,345円。つまり単価3,300円以下のレッスンなら Leconee Free のほうが1件あたりの手数料は安くなります。30分の子ども向けレッスンやワンコイン体験会のような低単価メニューが中心なら、この逆転は効いてきます。

レッスン単価MOSH(6.5%+99円)Leconee Free(9.46%)安いのは
2,000円229円(11.5%)189円(9.46%)Leconee
3,000円294円(9.8%)284円(9.46%)ほぼ同額
5,000円424円(8.5%)473円(9.46%)MOSH
10,000円749円(7.5%)946円(9.46%)MOSH

月額プラン同士でも、オンライン決済の手数料はMOSHが安い

Leconee Pro(月額3,980円・実効7.26%)にすると率は下がりますが、それでも単価1万円・月10万円のオンライン決済で比べると、MOSH が月7,490円、Pro が月額込みで11,240円。オンライン決済の費用だけを比べるなら MOSH の勝ちです。ここをぼかして「総合的にお得」みたいな書き方はしたくないので、はっきり書いておきます。

では Pro は何のためのプランか。月謝(サブスク)の自動集金、現地払い(現金・振込)を予約と紐づけて記録する管理機能、そのどちらも手数料0円で回すための月額です。オンライン決済が主戦場の人向けではなく、「対面で教えていて、集金の実態は現金や振込が混ざっている」教室向けの設計です。

振込決済という選択肢はMOSHにしかない

MOSH には銀行振込決済(3.0%+99円/件)があり、高単価メニューではカード決済よりかなり安くなります。例えば3万円の講座コースなら、振込999円に対してカードは2,049円。受講生に振込の手間を許容してもらえる高単価・少件数の業態では、これは MOSH の明確な強みです。

Leconee のオンライン決済はカードのみです。振込で受け取りたい場合は現地払い(Pro 以上・手数料0円)として予約に紐づけて記録する形になります。手数料は0円ですが、入金確認は自分の銀行口座側で行う運用です。オンラインで完結する振込決済が欲しいなら、ここは MOSH に分があります。

確認できた範囲の機能比較表

公表情報と各サービスの提供機能から、確認できた範囲だけを表にします。書いていない項目は「非対応」ではなく「この記事では断定しない」という意味です。

MOSHLeconee
月謝・サブスク対応対応(Pro 以上)
回数券非対応非対応(どちらも無い)
現地払い手数料無料手数料0円+予約に紐づく受領記録(Pro 以上)
振込のオンライン決済3.0%+99円/件なし(現地払い扱いで記録は可能)
複数講師での運営非対応対応(Studio・講師ごとのスケジュール表示)
売上の引き出し公式情報を参照確定売上を7日後から手動リクエストで引き出し

違いの本質は「個人のサービス販売」か「教室の運営」か

MOSH はオンラインサービスやコンテンツ販売も含めて「個人が売る」ことを広くカバーするサービスです。ページの表現力が高く、クリエイター、コーチ、オンライン中心の活動と相性がいい。単発もサブスクも売れます。

Leconee は対面の教室運営に振り切っています。具体的には、予約を見てから受けるかどうか決められる承認制(カード決済は承認した瞬間に実行されるので、承認前にお金は動きません)、講師が複数いる教室のスケジュールボード(Studio プラン)、LINE公式アカウントへの予約リッチメニュー自動設置、現地払いの受領記録。どれも「場所と時間を押さえて、繰り返し人に教える」運営のための道具で、逆に汎用的なページ表現力では MOSH に及びません。

使い分けはシンプルです。オンライン中心・単発中心・ページの表現力重視なら MOSH。対面教室で、月謝や現地払いを含む運営全体をまとめたいなら Leconee。どちらでもない場合は、次の判断基準で。

  • MOSH が向いている: オンラインでのサービス提供が中心/単価5,000円以上の単発が多い/販売ページの見た目・表現力を重視する/振込決済(3.0%+99円)で手数料を下げたい
  • Leconee が向いている: 対面の教室で月謝・現地払いが混ざる/低単価(3,300円以下)のメニューが中心/予約を承認制にしたい/複数講師で運営する/LINEから予約させたい

よくある質問

Q. 手数料で不利なのに、なぜ正直に書くのか。 A. 実際に使い始めれば1ヶ月で気づく数字だからです。数字でごまかして獲得したユーザーは定着しないし、この記事の他の部分まで信用されなくなります。手数料が最優先の判断軸で、単価が3,300円を超えるなら、MOSH を選ぶのが合理的です。

Q. 両方使って比べられる? A. はい。どちらも月額0円で予約ページを作れるので、実際に触って比べるのがいちばん確実です。毎日開く管理画面が自分の運営に合うかは、スペック表ではわかりません。

Q. この数字はいつ時点? A. 2026年7月時点の公表値です。MOSH の手数料は2026年1月に改定されたばかりなので、契約前に公式ヘルプで最新の数字を必ず確認してください。


参照した情報源

書いた人
Leconee 開発者

予約・決済プラットフォーム Leconee をひとりで開発・運営しています。 教室運営の実務とツールの中身の両方を知る立場から、実際の数字と実装に基づいて書いています。 Leconee に関する記述はポジショントークになり得るので、他社サービスの数字は必ず一次情報へのリンクを添えます。

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